緩和ケアチーム
2025-03-17
こんにちは。だんだん暖かくなってきましたね♪
今回は緩和ケアチームに関して紹介します。
一人ひとりの患者さんに対し、各専門職が集まり、チームとして治療やケアに当たることをチーム医療と言います。当院でもチーム医療の活動をしており、感染対策チーム、栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、褥瘡対策チームなどがあります。今回は緩和ケアチーム(PCT :Palliative Care Team)について紹介します。
緩和ケアとは、病気や治療に伴う身体の苦痛や心の様々な苦痛を和らげ、患者さんやご家族にとって可能な限り良好な生活の質(quality of life :QOL)を実現する医療です。
終末期だけでなく、癌と診断された時点から、主治医の先生と協力して病気や治療に伴うつらさを和らげる医療やケアを提供します。また、緩和ケアは癌だけでなく、生命を脅かす「全ての疾患」が対象となっています。
当院では2021年6月に緩和ケアチームを立ち上げ、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど多職種で構成されています。緩和ケアチームは、本人の希望あるいは主治医や担当看護師が緩和ケアチームのサポートが必要だと判断した時に、依頼を受け、介入します。週に一度、緩和ケアチームのメンバーでカンファレンスと回診を行って、患者さんの持つ痛みやつらさに対して、その症状をやわらげるためにより良い医療を提供するよう努めています。
≪緩和ケアラウンドの様≫